ドラゴンフライ入手2 & 永遠の青春野郎との出会い。
タイトルの件。
まずは新品のOCカラーを入手したって話。
一体何が起こった⁈
そしてもう一つの方が自分的にはブログとして書きたかったテーマ。
コロナ禍で相次ぐ都市型マラソン大会の中止。
自粛により、仲間と一緒に走ったり、アフターを楽しめない日々。
マラソンランナーにとっては圧倒的な逆風と言っても過言ではない。
そんな中、熱く、情熱を燃やし続ける67歳と出会った。
***
事の発端は2日前。
元々インスタでSAYSKYの新作発表があり、9/3発売という情報を入手していた。
全く買う気はなかったのだけれど、SteP SPORTSアプリにて会員&店舗限定でSAYSKYの全商品10%offクーポンが届き、まんまと心躍らされてしまった。
それで土曜日に水道橋の東京本店に行ってみようということに。
***
土曜日。
まずは美味いスープカレーをば。
整ったので、いざSteP SPORTS東京本店へ。
中に入ると結構な盛況具合。
かなり脚の速そうな学生たちが沢山いるぞ。
「やっぱ東京本店は凄いなぁ」
なんて呑気に思ってましたが、彼らの足元を見ると何故か完売御礼のはずのドラゴンフライを試着してるではないか。
「え、何かエリート選手には取り置きサービスとか何かしちゃってるわけ⁈」
そんな的外れなことを真剣に考えてたわけですが、忙しそうな店員さんが一瞬空いた隙を突いて、「あのぉ、ドラゴンフライって置いてるんですか…?」
恐る恐る聞いてみました。
すると、
店員さん「何cmですか?」
え、置いてる⁈
俺も買えたりしちゃうわけ⁈
ドキドキが止まらない!
私「27.0cmです」
店員さん「そしたら記録賞と身分証明書を見せていただけますか?転売防止のためでして、、」
なるほど。
すぐさま店員さんにこの前のアラプラスチャレンジでの1500mの記録賞を提示。
店員さん「ありがとうございます!それでは少々お待ちください!」
マジかー!
キタコレー!!!!!
試着しながら店員さんに聞いたところ、まさにその日入荷したとのことで、今回は前日等に前もって告知は出来ず、ゲリラ的に当日の告知だったとのこと。
ぜ、ぜんぜん知らなかった、、
アプリで情報来ると思って全くフォローしてなかった、、
しかし、それを知らずに現場に居合わせるという奇跡。
俺の止まない情熱が呼び寄せたに違いない!
カッコ良すぎる、、涙
そしてこれが噂の神の穴だッ!!
踵がスポッと入って気持ち良い穴だ。
***
はい、ドラゴンフライの自慢はこれくらいにして。
SteP SPORTS東京本店にて。
ドラゴンフライを試着してる速そうな学生達の中に、1人だけ年齢層高めの御仁がいらっしゃった。
学生達と仲良さそうに話されてたので、「どなたかの保護者かな…?」くらいにしか思ってませんでした。
何だか見たことある気がするんだよなぁ、、
でも東京にいらっしゃるわけないしなぁ、、
ドラゴンフライを試着する段階になって、その御仁が私に話しかけてきました。
御仁「俺も2年越しにやっと手に入ったんだよぉ!」
新幹線で東京に向かってる途中でtwitterのゲリラ告知を見て、お店に来たとのこと。
新幹線…?
私「あの、You Tubeに出られてますよね?」
御仁「そうそう!出てる!62歳のマラソン女子世界記録保持者と一緒に走ってるからね!」
何と。
ワールドマスターズグランプリにて10kmロードレース金メダリストの曽野政男さんでした。
https://wmg2021.jp/auckland/detail?id=39
ガチランのクロロのYoutubeチャンネルでも出てくるし、RUNNETチャンネルでは自称永遠のセブンティーンで通している。
とにかく明るく、元気で、気さくな御仁でした。
話していて気持ち良いくらい前向きで。
曽野さん「コロナなんて関係ないんだよ。70まで絶対サブスリーする。それと今はとにかく弓削田さんに勝ちたい。ホントはドラゴンフライだけ買う予定だったのにコレまで買っちゃったよ(笑)」
って言ってadidasのPrime Xを買ってましたw
注: アルファフライに対抗してadidasが技術の全てを詰め込んだ夢の厚底シューズ。ただし厚すぎて公認レースでは使えない。
次の日は皇居で弓削田さんと練習をするらしい。
色々と大変な状況だし、年齢なんて真っ先に言い訳したいところだろうけど、50年陸上をやってきてホント走るのが好きなんだなぁって伝わってきた。
数年マラソンやっただけじゃ走りの楽しさの真髄なんてわかりゃしないのかもしれない。
帰ってから曽野さんの熱い魂の叫びを聞いたけど、何も言えねぇくらい感動した。
https://youtu.be/gRup5W56StU
現役時代から3000m障害を走ってるそうなのだけど、いよいよハードルを跳べなくなってきて、遂には跳び越えられなくなり、水濠ダイブしてしまう様子が映っている。
そんな自身の様子を自作動画で作成し、アツいメールと共にRUNNET本部へ送ったという内容。
一部抜粋
「私の今の3000SCのチャレンジは記録へのチャレンジではなく、私の生き方を貫くためのチャレンジだった。だから散々な走りでしたが、走ってる時も、走り終わったあとも北島康介に負けないくらい「超気持ち良い!」でした」
別にランニングじゃなくても良いんだけどさ。
一つのことにこうやって50年以上も真剣に向き合い続けられるって凄いよね。
その先がボロボロの走りでも「超気持ち良い」に繋がってるんだ。
自分もそのうち記録への挑戦はできなくなるだろうけど、「超気持ち良い」走りを続けたい。