【RFC板橋荒川】今シーズンラストのフル。
3/21のフルマラソン日和から一転。
東京は冬に逆戻り。
昨日に至ってはみぞれ。
3月末に荒川で行うフルマラソン大会にしては奇跡的なコンディションだったんだなぁ。
気温は暑すぎず、寒すぎず。
風もほぼ無風。
11月末のチャレマラはゼッケンが吹き飛ぶほどの強風だったし、坂も12回あったわけだけど、そっちの記録の方が良かったなんて自分でも信じられん。
反省点は色々あるものの、これにて今シーズンは終了。
まだ4/17に長野マラソンがあるけど、とし姉曰く、あれは来シーズンのマラソンとのこと。
どうやらRunnetの全日本マラソンランニングも翌シーズンの分として記録が残るらしい。
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というわけでサクッと1話でレポ完結!
今回はsub255が目標だった。
東京マラソンを2週間前に走り、思った以上にコロナで低下していた走力から考えるとサブエガは無理だと判断。
1週間前の調整10Kとして皇居をキロヨンで走った時も全く余裕がなかったので、今回は無理することはできない。
それに東京マラソンで燃え尽きていたので、モチベーションの方もあまり上がってきてない。
チャレンジペースで突っ込んだら間違いなく粘れない。
でも予想以上に陣地は賑わい、否応無しにテンションは上がる。
写真に写ってる方以外にも入れ替わり立ち替わり色々な方が立ち寄って下さった。
nagisaさん、junjiさん、kikuさんも遥々応援に来てくださり、テンションは更にGyuuuun!!
しかも走り始めてみたらシゲさん、たくさん、ひらぶーさんまで応援に来てくださってるではないか。
そんなことが相まって、レースプランとかけ離れた暴走からの撃沈というのが大枠のストーリーでごぜぇます。はい。
フルマラソンというのは『冷静と情熱のあいだ』で鬩ぎ合い、悶々とするスポーツだと個人的には思っているのだけれど、俺のリビドーは抑えることが出来なかった。
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事前情報でとし姉が同じプランだと知り、共闘するつもりでスタートラインは隣に並んだ。
今回のレースは申告タイム順にウェーブスタート。
我々はsub250を目指す2番目の組。
ペーサーがつくものの、設定は4:00/kmのみ。
そちらは大集団が予想されるけど、sub255を目指す人たちは果たしてどれくらいいるのか?
号砲と同時に勢いよく飛び出さず、最初は落ち着いて入ることができた。
最初の1kmは4:08。
完璧だ。
ちょうど集団も形成されつつあり、これはうまいことsub255集団に入れたな!と思ったのも束の間。
その集団はどんどんとペースが上がり、10km地点ではキロヨンに。
薄々ペースが上がっていることには気付いていたけど、下げようと思っても時既に遅し。
後ろに集団はなかった。
お陰でとし姉のプランも大きく崩れ、キツい戦いになったようだ。
とし姉、ごめん。
途中で暑くなってきたので、沿道で応援して下さってたnagisaさん達を見つけてアームカバーをパス。
ホントに助かりました!
ここまで順調に走れていたが、15kmあたりでそれは突然やってきた。
チョーケイ!
こんなに速い段階から右膝の腸脛靭帯が痛み始めるのは不吉過ぎる。
東京マラソンで痛めてからまだ完治はしてなかったか、、
とはいえ、まだ脚の力が抜けてしまうあの独特の症状は出ていない。
そうなったら流石に気合い根性だけでは走れんぞ。
初のフルマラソンDNFも覚悟した。
とりあえずなるべく蹴らずに脚は置くだけで、VFN%の反発に身を任せることを意識する。
当然ペースは少し落ちたものの、4:05〜4:11/kmで何とか失速を抑えられた。
ハーフ通過は1:26:10。
だいぶ貯金ができてるので、右膝の危機感とは裏腹に心の余裕はある。
でも25kmまで来るとチョーケイの主張は少しずつ強くなってくる。
「何とかこのペースで35kmまで行ければあとはどうにかなる!頼む、少しでも長く持ってくれ!」
祈るように走る。
キロヨンチャレンジしていたライバルのRyoくんはというと、ハーフ過ぎてからスライドする度に段々とサブエガ集団の後方へと下がっていき、遂には集団から離れて単独走になっていた。
戦車まっさんもサブスリー集団についていたのが25km過ぎから段々と後方へと…以下略。
確か32, 33kmあたりで苦しそうな表情をしているRyoくんに追い付いた。
Ryoくんをパスしたものの、自分も34kmまでしかペースが維持できず、35kmからいよいよサブスリーペースすらも厳しくなる。
そして38kmから唐突に意識が朦朧としだす。
ハンガーノックの症状だ。
身体に力が入らず、4:30/kmを超えるように。
恐らくオーバーペースで糖を使い過ぎたのと、30km地点で摂るはずだったジェルを33km地点まで摂らなかったせいだ。
ちょうどその時。
沿道で応援してくれてたひらぶーさんが飛び出してきて、「よし、俺引くよ!」と一緒に走って下さり、ゴールまで鼓舞し続けてくれた。
あとたったの4kmをキロ5で走りさえすればサブスリーなのに、もうホントに辞めたくてしょうがないほどキツかった。
あまり記憶が無いけど、とにかく必死で付いていく。長すぎる。
残り500mのところでめろすけさんに追いつく。
抜けるかと思ったけど、ひらぶーさんが「めろさんラスト!」って声を掛けた瞬間に気づかれ、ペースアップされて逃げられた。
7秒差で負けたけど、何とか歩かずにゴール。
めろすけさんと公認サブスリーの健闘を讃えあう。
とし姉とRyoくんもすぐにゴール。
とし姉は何とグロスで2:57:57!
さすがサブスリー職人と呼ばれるだけはある。
素晴らしい神業だ。
Ryoくんも見事ネットでのサブスリーを達成!
安堵し、緊張の糸が切れたからなのか、ダメージがドッと押し寄せてくる。
右膝はもう痛過ぎて曲げられない。
陣地へ戻る時はもちろん、その後のアフターもロボット状態だった。
一口ビール飲んだだけで胃が弱り過ぎてて吐きそうになったけど、今回見事にサブエガを達成した密売人takawonさんがすかさず差し出して下さった怪しい粉太田胃酸のおかげで楽しむことができた。
帰ってから右チョーケイを引き摺りながら1時間の犬の散歩。
そして夜にはまた飲みに行ってしまった。
参加された皆さん、お疲れ様でした!
また来シーズンもよろしくお願いします!