【東京マラソン】キプチョゲを探しに(中編)。
チョーケイも既に炎症が引き始め、日常生活を送る分には痛みも違和感もほぼ無くなりました。
さすがチョーケイのスペシャリスト。
これからも日々のケア、予防は怠りませぬ。
しかし問題は前もものやつ。
残念ながら幸運にも近所は坂、階段だらけなので日々のトレーニングには事欠かないが、こういう時には地獄。
犬の散歩で急坂をグイグイ引っ張られながら下ろうものなら脚全体でのクッションを効かせることが出来ず、人形のようにカタカタ動かざるを得ない。
明日もランオフし、明後日から軽くジョグしてみようかね。
幸い、エネルギーを使い切った感じではないので、いつものグリコーゲン枯渇状態でしんどい状況には陥ってない。
なのに暴飲暴食をしたから体重は晴れて1日で60kgまでリバウンド🥰
それでも懲りずにギブミーカロリー。
いや、明日から鉄の意志で間食を断つのだ。
というわけでレポ中編スタート。
前編はこちら。
short-cut-to-runners-high.hatenablog.com
***
0〜5km
21:07(4:13/km)
4:09, 4:34, 3:53, 3:49, 4:05
※5km毎の合計タイムは正式記録。ラップタイムは手元時計。
号砲と同時に勢い良く飛び出すランナーたち。
エリート、準エリート枠の後ろ3列目ということもあり、スムーズに流れていく。
ロスタイムは僅か11秒。
しかしそんなことはもはやどうでも良い。
何故なら…
膀胱が破裂しそうだったから。
じっとしていれば我慢出来るレベルだったものの、走り出して地面の衝撃を受けた瞬間、俺の膀胱が暴れ出してきた。
「あー。これはトイレいくしかねぇ」
でもまずは着ているウィンドブレーカーをどうにかするのが先決。
本来ならばtakawonさん、ずんさんが待機されてるはずだったスタートから400m先の地点。
そこを通り過ぎ、きっとすぐに見えてくるはずとコース右端を走行しながら沿道を注視。
すると、見えてくるではないか!
takawonさんが職権濫用して夜遅くに準備して下さった渾身の横断幕が目に飛び込んで来たので、一瞬でウィンドブレーカーを脱ぎ、中央分離帯を超えて右側へ。
そして華麗なるパス…
とはならずに地面へ落下。
でも無事に回収していただけた。
ホッとしたのも束の間、次なる問題を解決せねばならん。
ちょうどウィンドブレーカーを渡したすぐあとにトイレがあったものの、近すぎて反応できずパス。
でも辛うじて「この先700mにトイレ有り」というのが見えた。
東京マラソンはどのトイレにも次までの距離が記載してあり、これにはとても助かった。
このあたりでGarminが1kmを示すも、道路脇の1km表示はまだまだ先にあった。
「こりゃ噂通りGPSと大幅に狂うな、、」
そんなことが頭をよぎり、Garminの示すペースより2, 3秒は余裕を持たないとな、なんて考える。
次のトイレは残念ながら少しコースを外れた左手にあり、1人だけ颯爽とトイレに駆け込む姿がまぁ目立って恥ずかしかったこと。
シュッ、バッ!と出し切り、感染対策のためアルコール消毒も済ませたらロスタイムは49秒。
スタートのロスタイムと合わせてちょうど1分。
アルコール消毒をしたら「アルコール消毒してくれてる〜!」ってボランティアスタッフが逆に感動していた。
流石に少し焦ったのもあり、ロスタイムを取り返すべく無理のない範囲でペースアップ。
いつもの800km間近のピンクヴェイパーとは違い、新しいVFN%の反発力が凄まじい。
軽く脚を置く感覚で、呼吸も楽な感じで走ってるのに、Garminを見ると3:40/kmを切ってる。
「いや、これは流石におかしい」
最初の5kmは下りとはいえ、明らかにGPSのズレが招いた結果。
あまりGarminのペースは当てにしない方がいいな。
体感ペースを頼りに楽な出力でそのまま推していくと、同じくらいで走る方を発見。
その人に付いていくというよりは、自分のペースを保ちつつ、距離感を時折確認しながら、自分のペースが一定かの答え合わせ。
あとでSTRAVAを見返したらとんでもないオーバーペースで押してた。
ちなみにSTRAVAは止まってる間は計測されないので、これがトイレ時間を抜いた純粋な走行ペース。
いかに普段Garminに頼って走ってたか。
前半の貯金は後半からの借金。
***
6〜10km
20:46(4:09/km)
4:05, 4:03, 3:58, 4:12, 4:05
ペースもようやく落ち着き、集団とまではいかないまでも、抜きつ抜かれつつする人もだいぶ固定されてきた印象。
確かナコラマさんから声援を送ってもらったのはこの区間だったような…?
水道橋駅から神保町駅の間は短い区間だけど帰宅ランで見知った道。
歩道から見る景色とは全く違う。
天気も良く、最高に気持ちが良い。
この道をいつまでも走っていたい。
そんな高揚感に包まれていた。
気づいたら10km地点。
「今日はこれならsub55行けるな」
そう信じてやまなかった10km通過地点。
でもこの区間だけで既に23秒も正式記録と手元時計はズレていた。
この時は1kmあたりで4秒以上も違うなんて知る由もなかった。
つづく。