【東京チャレンジマラソン2021秋大会レポ(後編)】カゼニモマケズ。サカニモマケズ。
チャレマラ終えて3日経つも体調不良で未だ走れず。
暇だから一気にいくぜ!
***
前回の続き。
short-cut-to-runners-high.hatenablog.com
会場入り。
自分は大きいシートを持ってなかったけど、ずんさんが持ってきてくれた。
それから続々とみんなが集まり、各自シートを持ってきて広げてくれる。
どんどんと陣地は大きくなり、ラストはシゲさんが持ってきてくださったはてブロ幟を掲げて完成。
俺は呼びかけただけで何も準備できてなかったんだけど、みんながこうやって持ち寄って助けてくれる。
みんな、ありがとう!
密売人takawonさんも大量の輸入品とともに現地入り。
すっかりカフェインにアディクテッドしてるので、2粒もらって即キメた。
ちなみにtakawonさんはチャレマラにエントリーしていないw
…が、みんなの為に前日にチャレマラコースで試走ぼっちフルを敢行w
疲れた身体で応援に駆けつけてくださった。
ありがとうtakawonさん。
そして個人的にずっと引き合わせたいと思っていた2人がついに揃った。
2人とも声の感じがホント似てるのよ。
あの声でお互い「初めまして」って言ってるのが聞けて満足。
みんなでシューズ円陣。
ooiさんと荒川沿いの少し離れたトイレにジョグり、動的ストレッチをしてアップは終了。
時間に余裕があったのでみんなと談笑しながら待ってたけど、ここに賭けてる思い、緊張感がヒシヒシと伝わってきた。
***
スタート地点。
緊張はするけど、仲間と一緒でテンション上がる!
さぁ、いくぞ!!
号砲と同時に拍手しながらスタート。
この感じも久し振りだ。
1〜7km
※コースに合わせて往復7km毎に振り返り。
ぶっちゃけあんま覚えてない。
たぶん寝てた。
確かRyoくんと「風つぇーなー!」って話しながらサブスリー集団らしき大集団にくっついて走ってた。
岩渕水門の横から吹きつける突風と小刻みなアップダウンが想像以上に難所。
かなり密集した集団なので前といきなり距離が詰まってぶつかりそうになる。
ここで転ばないように細心の注意を払おう。
あと走り出してみるとケツとハムに筋肉痛っぽい痛み。
お陰でスピード出ないが、ぶっ込まずに済んだ。
8〜14km
最初にサブスリー集団を飛び出し、向かい風にやられて戻ってきたooiさんと話しながら進む。
「いやぁ、風キツかったわ!半分までは温存かなー。そこからあげるかどうかだなー」
集団に戻って回復したようで、かなり元気そうだった。
4回目の坂を登り「いまので4回目なので(まだ)3分の1ですね」って言ったら「もう3分の1も終わったのか!早いな!」なんて存外ポジティブなコメントが返ってきて焦る。やはりooiさん強い。
15〜21km
普段から走ってるコースのせいか段々飽きてきた。
残りの周回数を出来るだけ数えないようにする。
集団の最前列あたりにRyoくんがいる。
これはだいぶ調子が良いということか⁈
もしや今回も勝てないのか、、
ケツとハムも徐々にヤバくなってくる。
22〜28km
30kmまで眠ったように走る予定がだいぶ覚醒せざるを得ない状況だ。
まだ半分か、ヤベぇ。
でもまだRyoくんは集団の最前列を走ってる。
40km終わって最後の2kmでスパート勝負するつもりだったけどそんな余裕はないのか、、
でも負けたくねぇよ。
ずんさんとのちぼうさんがめちゃくちゃ安定して良い走りしてる。
マフさんも余裕ありそうに走ってるなぁ。
ミキティさんも謎に毎回坂を元気よく駆け上がっていくし。
フラッシュグリーンのアームウォーマーだからめちゃ目立つ。
ooiさんやインスタで知り合ったライバルが何か話しかけてくださったりしてた気がするけど、すまん、俺余裕ないんだわ。
前だけ見て、身体に意識を集中して走る。
ダメージ大きいケツとハムに負担がかからないよう、前ももの方に切り替えることを意識しながら走りを微調整する。
すると集中して刻んでた復路の向かい風区間。
鬼門の坂で何とRyoくんが落ちてきた。
ここキツいよな。
わかるぜ。
でも一緒に最後まで頑張ろう。
必ずサブスリーしよう。
そんな気持ちを込めて「ファイト!」と声をかけた。
29〜35km
メンタルはキツいが呼吸はまだ大丈夫だし、身体も何とか動く。
往路の追い風区間はペーサーが貯金をつくるべくあげてくれる。
でもここにきてまだ同じように貯金をつくるのはシンドいぜ、、
登り坂もグイグイ進んでくので一気に差が出来る。
そこで集団も徐々に絞られてく。
ここで離れたらダメだ。
心肺に負荷かけてでも追いつけ!
そうやって何とか追いつく。
周りを見渡すとずんさん、マフさん、のちぼうさん、ミキティさん、ooiさん、とし姉が集団で走ってる。
こうやってまだみんなで一緒に走れてることが嬉しくてニヤニヤしてくる。
最後まで一緒に走りたい。
どうか今度こそ最後まで走らせてください。
祈るような気持ちで脚を運んだ。
36km〜ゴール
追い風区間になってまたペースが上がる。
まだ貯金つくるんか。
マジでキツいぜ。
どんどん離されていく。
流石にここはもう無理か、、?
登り坂の手前。
ナコラマさんの応援の声が聞こえる。
「絶対いける!ついて行け!」
そうだ。ここが最後の正念場だ。
振り絞れ!!食らいつけ!!!
ギリギリのところでついていく。
集団はもう10人前後だ。
そんな中をooiさんたちが前に飛び出した。
強いぜ。
そして折り返して最後の復路向かい風区間。
ここでも離されそうになる。
もうペース落ちてもサブスリーできるかも。
そんなことが頭にちらつく。
集団も更に半分に減った。
でもまだのちぼうさんがペーサーの真後ろについてる。
その更に前にはooiさんがいる。
俺だけ楽していいわけがねぇ!!
最後まで行け!馬鹿野郎!!
また出力を上げる…が、ついにハムが攣りかける。
すんでのところでとどまり、冷や汗が出る。
ここで攣ったらサブスリーはできない。
でも緩めるわけにもいかない。
一歩一歩集中だ。
そして最後の登り坂。
もう満身創痍だ。
ooiさんが近づいてきた。
もしかしたら追いつけるかもしれない。
坂を登り切り、ooiさんに追いつく。
声をかける余裕がない。
でもまだ不思議と脚が動いてる。
ここからなら流石に歩いてでもサブスリーできるだろう。
よし。脚が攣ろうが関係ねぇ!ぶっ放せ!!
最後の下り坂に入ってサブスリーペーサーを抜く。
顎は上がり、体幹もブレブレだ。
ゴール手前の最終折り返しでooiさんとスライドする。
「Highくんいけぇぇぇえええ!!!」
「うぉああああああ!!!」
言葉をもはや発することが出来ず奇声を発する。
長かったけどこの戦いも遂に終わりだ。
ゴール。
記録。
***
涙が止まらなかった。
次々にゴールするみんなと健闘を讃え合う。
最高の瞬間だった。
サブスリーペーサーと一緒に前を引っ張ってくださった方に御礼を言ったら「ブログ読んでますよ!」とまさかの嬉しい言葉をいただいた。
この日初めましてだったが、twitterでよく名前を見かけたことがある格上ランナーの48Runnerさんだった。
応援してくださっていたKatsuさんも祝ってくれて、思わず抱きついてまた涙が溢れてきた。
そして最後の最後まで一緒に走ったこれまた初めましてのインスタの知り合いともツーショット。
実は同じショートマンで持ちタイムも超そっくり。
みんな満身創痍過ぎてその後は足攣り祭りだった。
勝利の美酒は美味すぎた。
アフター終盤、Ryoくんが徐にとし姉を呼び止めたかと思うと、、
とし姉を抱き締めていた。
とし姉の尻を追いかけるとサブスリー出来るという都市伝説があるらしい。
これできっとRyoくんもサブスリー出来るはずだ。
次は一緒にやるぞ!