低血糖サブ4ランナーのサブ3挑戦記

考えて食べて、考えて走る

【美ヶ原峠走】風林火山(中編)。

前回の続き。


いちお過去リンク貼っておきます。
short-cut-to-runners-high.hatenablog.com

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***


休憩を終え、ぐんぐん前に突き進む迷走ランナーRyoくん。


それにピタリと離れずついていくお肌の為には夏でもロンタイを欠かさないサブ245ランナーのくまさん。


あ、ブログにサラッと名前だけしか出してなかったけど、くまさんが今回の参加者で一番の変態ランナーなので。


ランニング始めて3年目。
2年でサブ245ですよ。


PB出した時もロンタイ履いてたんですから。


練習内容もかなり面白い。
これはまたいずれ触れよう。


そんなわけでRyoくんとくまさんはあっという間に見えなくなりました。


ところどころ勾配14%以上の激坂を交えつつ、どこまでも続くかのように思える峠道。


流石にキツくなってきたので、最後まで持たせるためにも激坂区間は歩き、なだらかなところは走るというスタイルに切り替える。


後ろのトマスさんはとにかくゆっくり走り続けるというスタイル。


意外にも歩きを交えている俺の方が早い。
でも何か負けてる気がする、、


カロリーメイトを補給する為に少し立ち止まった時に追いつかれたけど、それ以外は先行していた。


***


15kmあたり。


あれ?


武石峠に到着したぞ?

てっきり17kmくらいで着くと思ってたので、呆気なく到着して疑問符。


すぐに昨年とはスタート地点が違うということに思い当たる。


武石峠の看板も草むらの中にひっそりとあってわかりづらい。


となればRyoくん、くまさんがいるはずもなく、、


元々休憩する予定だったので、すぐ後ろから来たトマスさんと合流し、りるさん黒いおじさんを待ってたらLINEが届いた。


…。


もしかしてハンガーノック的な何かではないか?
少し心配になったけど、とりあえずあと5, 6kmほどで頂上だし、先行してる2人を待たせるのもあれなので、先を目指すことにする。


それにここからは坂も緩くなり、ほぼ平坦区間


天国のような絶景が待っているんだ…!





あと少し。



頑張れ!





お、





おぉ!










おぉぅ…?


おかしいな。


本来ならこんな絶景が待ってるはずなのに。

昨年の様子。


しかも下から風がめちゃくちゃ吹き上げててクソ寒い。


どうやら気温は17度だったようで、体感はもっともっと寒かったはず。


何の為に走ってきたかよくわからんけど、トマスさんと2人で必死に走る。


最後は少しだけトレイル区間を走って何とか王ヶ頭ホテルに到着。

さ、さむい。


中に入るとRyoくん & くまさんが既に到着していた。
みんなでドア窓の向こう側を眺めながら今か今かと震えながらりるさん黒いおじさんの到着を待つ。


するとLINEが。

おい、バグってるぞ。


流石に不安になった。


ハンガーノックだけでなく、この寒さなら動けなくなると低体温症だって有り得る。


元はといえば武石峠でみんなで休憩してから一緒に頂上向かう予定だったのに、Ryoくんが先行するからいけないんだ。
(いや、間違った情報を伝えたお前のせいだろ)


こうなったら責任を取ってRyoくんに迎えに行ってもらおう。
うん、そうしよう。
(というか迎えに行ける元気があるのはRyoくんだけ…)


補給食として持ってきたフルグラビッツを渡し、りるさん黒いおじさんに届けてもらうことにする。


「よし、頼んだぞ!!
おそらく3, 4kmくらい先にいるはず!」


そう彼に伝えると、勢いよくホテルを飛び出し、あっという間に姿が見えなくなった。

侵掠すること火の如く〜


するとりるさん黒いおじさんからLINE。


んーと。
あと2kmくらいのところにいるってことね。



つづく。