【考察】夏のパフォーマンス低下について
なとぅ。
暑いですねぇ。。
暑い夏は嫌いじゃないけど、
大の苦手です。
さりとて私も市民ランナーの端くれ。おがくず。
マラソンでタイムを縮めるためには、
この暑い中での走り込みは必要不可欠。
とはいえ、
そもそも暑いなか走るように体はできていない。
だから必然的にパフォーマンスは低下する。
…けど、
・どれくらいの低下は許容範囲内?
・シーズンに入るとどれくらいタイムは戻る?
気になる。
ということで。
自身の体験を元に、
少しばかり走れない言い訳考察してみたいと思います。
ちなみに。
このことについては既に、
全力さんが論文や多くのデータを元に、
とても丁寧にまとめてらっしゃいます。
完全なる二番煎じなのですが、自分専用の指標が欲しかったので備忘録としてまとめたいと思います。
真冬から真夏、真夏から真冬へ
今年の2月〜3月にかけての約1ヶ月間、
アフリカはタンザニアへ出張してました。
日本はもちろん真冬。
タンザニアは真逆の真夏。
時差ボケ、出張の疲れなど暑さ以外に
パフォーマンス低下の要素はあるけど、
出張中の走行データを元に比較してみる。
走行データ比較
百聞は一見に如かず。
強度を合わせるべく(心拍数が同じになる)、
日本側の走行データは強度が低いものを除外した。
赤枠内を見てみると、
平均気温が25.6度上がると、
同じ強度の練習をしているつもりでも、
なんと平均ペースは42秒も落ちる。
続いて真夏から冬へ戻った場合、
パフォーマンスはどれくらい戻るのか。
既に冬から春へ変わりかけているため、
"真冬"とまでは行かないですが悪しからず。
こちらも同じように強度(心拍数)を合わせるべく、
強度が低いデータは除外した。
どうやら、
平均気温が13.8度下がると、
同じ強度の練習をしているつもりでも、
なんと平均ペースは31秒も上がるようだ。
考察
1つ気になった。
出張前と後で比較すると、
気温差が倍ほど違うのに、
ペースの変化はそこまで大きくない。
そう。
当たり前のことだけど、
寒けりゃ寒いほどタイムが上がるわけじゃない。
思い返せば今年の勝田は寒くて全然ダメだった。
スタート時の気温は2℃くらい?
自分の適温は約10℃なので、
それを基準にすると良さそう。
だから表1を読み解く時は、
29.2℃ー10℃(適温)=19.2℃だ。
そうすると、
適温から1℃上がるごとに
約2.2秒パフォーマンスは落ちているということになる。
表2はめんどくさいので、
途中式は省略するけど、
1℃上がるごとに約2秒パフォーマンスが上がっている。
まとめ
どうやら自分の場合、
10℃(適温)から1℃上がるごとに、
2~2.2秒はパフォーマンスが落ちそうだ。
30℃の時にキロ405設定での閾値走をしたければ、
補正ペースは4'45"~4'49"/kmとなる。
30℃の時にキロ430でのロング走がしたければ、
補正ペースは5'10"~5'14"/kmとなる。
まぁ、出張の時とは状況が違い、
時差ボケや出張疲れの影響はないので、
パフォーマンスの低下は半分程度で考えていいのかも。
以上、真夏のランの言い訳でした。
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